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ハオルシア・オブツーサの育て方

ハオルシア・オブツーサは南アフリカが原産でツルボラン科ハオルシア属の多肉植物です。今回は初心者にもわかりやすい内容でハオルシア・オブツーサの特徴や写真のほか、水やりや病害虫、選び方、増やし方、肥料や用土などの詳しい育て方などを紹介します。

ハオルシア・オブツーサの特徴

ハオルシア・オブツーサの和名は、雫石といいます。和名の由来は、日光に当たると雫のような透明感があるためです。ハオルシア・オブツーサの愛好家からは、葉の透明度が高い場所は窓と呼ばれています。ハオルシア・オブツーサはハオルシアのなかでは、比較的丈夫です。極度の寒さや暑さに晒されなければ、基本的には問題なく育ちます。適温は15度から20度です。低温は5度あたりまで耐えられるため、霜や雪に当たらなければ問題なく育ちます。休眠期にあたる夏は、風通しが良く涼しい場所で管理しましょう。直射日光に当たると弱る場合が多いです。室内で管理する場合には、エアコンなどの風が当たらない場所に置きます。生育環境が整っていれば、子株をたくさん増やして目覚ましい成長を見せるでしょう。成長を見ながら、適切に植え替えを行わないと鉢から溢れるような姿になります。丈は10cmから15cmほどなため、縦スペースを圧迫することはありません。

ハオルシア・オブツーサの詳細情報

園芸分類多肉植物、ハオルシア
草丈・樹高10cm~15cm程
耐寒性普通〜やや弱い
耐暑性普通〜やや弱い
耐陰性強い
花色
開花時期2月〜6月頃

ハオルシア・オブツーサの種類

十二の巻

十二の巻

十二の巻は、葉の白いしま模様が特徴です。成長がゆっくりで、20cmまでしか成長しません。小さな植物を育てたい人に適しています。

玉扇

玉扇

玉扇は、春秋型の多肉植物です。幅は5cmから12cm程度にまで成長します。コンゲスタ型・クラサ型・マグニフィカ型・テヌイス型と呼ばれるタイプがあることも特徴です。

写真は準備中

万象

万象は、直径5~10cm程度の多肉植物です。成長するにつれてロゼット状へ変化します。模様が入っている個体は、希少です。

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ハオルチア・アイススプライト

ハオルチア・アイススプライトは、全体が淡く白いです。根元から葉先にかけて、縦線が入っています。大きくなっても直径が15cm程度なため、手軽に楽しめる多肉植物です。

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京の華

京の華は、全体が明るい緑色です。気温が下がるとピンク色に変化します。

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ハオルチア・ビスコーサ

ハオルチア・ビスコーサは、小さくて硬い葉を持つことが特徴です。透明になっている葉の先から、日光を取り込みます。

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ハオルチア・レツーサ

ハオルチア・レツーサは乾燥に強い一方で、加湿に弱い多肉植物です。多肉質な葉の先は、尖っています。小型から大型まで、サイズ感は様々です。

ハオルシア・オブツーサの育て方カレンダー

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え替え
開花時期
肥料

ハオルシア・オブツーサに適した栽培環境

日当たり・置き場所

春と秋の生育期には、午前中だけ日が当たる場所で管理するのが理想です。夏の直射日光は避けて、風通しの良い半日陰に置きましょう。

温度

ハオルシア・オブツーサの最適温は、15度から20度です。5度くらいまでは耐えられますが、冬の霜や雪に当たると弱ります。極寒期には、屋内で育てましょう。真夏は直射日光が当たらない涼しい場所で育てます。

用土

ハオルシア・オブツーサには、水はけの良い用土が適しています。サボテンや多肉植物の専門店で販売されている専用土以外にも、ホームセンターで入手しやすい多肉植物用の土でも育てやすいです。

ハオルシア・オブツーサの育て方のポイント・コツ

水やり

ハオルシア・オブツーサは、多湿に弱い多肉植物のなかでは水を好みます。しかし、水の与えすぎには注意しましょう。春と秋の生育期には、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。一方で、高温になる夏場には夕方の気温が低下する時間帯に水を与えてください。高温多湿になるのを避けられます。

肥料

ハオルシア・オブツーサは肥料を当てなくても育つ場合が多いですが、適切に肥料を与えると丈夫な個体に育ちやすいです。生育期の春または秋に、薄めた液肥か少量の緩効性肥料を与えます。有機肥料ではなく化成肥料を与えることで、コバエの発生が予防可能です。

病害虫

気を付けたい病害虫は、ネジラミです。ネジラミは鉢から引き抜いて、根の状態を確認しなければわかりません。植え替え時に根の様子を観察して、寄生されていないか確認しましょう。ハオルシア・オブツーサが弱っていると感じられた時にも確認すると、早期に対処が可能です。

ハオルシア・オブツーサの詳しい育て方

選び方

健康的で育てやすい個体を選ぶには、株と鉢のバランスが良いものを選びましょう。葉が変色していたり、葉が枯れている個体は避けてください。

剪定・切り戻し

ハオルシア・オブツーサは性質上、剪定や切り戻しは必要ありません。

植え替え・鉢替え

植え替えや鉢替えは、生育期の春または秋に行いましょう。頻度は、1~2年に一度程度が理想です。一回り大きな鉢に植え替えることで、根詰まりを予防できます。

ハオルシア・オブツーサの花は、白色です。生育環境が整っていれば、2月から6月に咲きます。見た目は花茎が長いです。

夏越し

夏はハオルシア・オブツーサの休眠期にあたります。高温過ぎたり直射日光に当たったりすると、株が傷む可能性が高いです。風通しが良く、涼しい場所で管理しましょう。猛暑日に室内で管理する場合には、空調の風に当たらないように気をつけてください。

冬越し

比較的寒さには強いですが、5度を下回る時期には屋内に取り込みましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ハオルシア・オブツーサを増やす時には、葉挿しか株分けが一般的です。葉挿しで増やす場合には根本から生えている芽を摘み取って、乾燥させてから土に挿すと増やせます。株分けは、無理に親株から子株を切り離すと傷むため気をつけて行いましょう。

挿し芽の時期

葉挿しを行う時期は、生育期の春か秋に行うと失敗しにくいです。

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PUKURI編集部

PUKURI編集部の企画・編集スタッフです。多肉植物が大好きな編集部スタッフが論文などの情報に基づき、役立つ情報をお届けします。

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